足元に縁　その2

人と人の出会いも縁です。

私とその草との出会いも縁です。
縁は与え、与えられるものです。

私が水を与えることによって、草は命のある限り、生きようとします。その姿を私は見て、何かを感じます。将来、どうなるか分からないが、その瞬間を大切にする。

私はその草に水を与えることしかできないかもしれません。動かせば、根を切るかもしれません。そのまま、じっと見守ってあげることしかできないかもしれない。その草を見るのは1日のうちのほんの数分です。
私の人生の時間の単位で言えば、ほんの僅かでしかありません。貴重な時を過ごす時間ではないかもしれません。

しかし、私はその時間を大切にしたいのです。
この縁を大切にして、少しでもその草が命ある限り、生きて欲しいと思います。それが見守ることであり、縁であったりします。
過去を振り返った時、それが何かを学ぶきっかけになるかもしれません。私の人生にとってとても大切になるかもしれません。その瞬間がとても貴重なものになるかもしれません。時間の長さに関係するものではないのです。その時の気持ちです。
その時の気持ちを大切にすることが大切です。