霊能者からの報告書 その5
それにしても、10ページにも及ぶ報告書には1つも依頼者の名前は書かれていませんでした。
原紙を使い廻しをしているのだろうなと思ってしまいます。この人にはこのパターンの報告書を送付みたいに思ってしまいます。
文章としてはある意味完璧に仕上げてあります。
ストーリー性としても満点です。力作といっても過言ではありません。しかし、1つずつしっかりと読み解いて行くと、前の段と次の段の内容に乖離があります。展開が唐突で、全体の流れが不自然です。
占いなどが好きな人は、どちらかと言うと、その場の感覚や何となく良さそうが好みですから、信じてしまったのでしょう。