統合失調症と憑依 その2
これでは、憑依の確認どころではありません。
正気に戻ってくれないことには、前には進みません。
しかし、何かのキッカケで突然、豹変してしまう。今まで抑え込まれていた感情を別人格が代弁する。
「私は霊能者だから、この店舗を浄化させる」などと言ったりします。更に別人格が、娘さん自身の奥に隠れている人格に語り掛けるなどもありました。
娘さんの感情が爆発して、それに加えて別人格も騒ぎ立て、時々こちらを睨んで、眼光が鋭くなる。
親の言葉も耳に入りません。「私は大丈夫だから」と家に帰ろうとする、本人に成り済ます幽霊。
落ち着いてきたのは、空も明るくなって、日常の騒がしさが戻りつつある頃でした。