本当のメッセージ 浜松編 その3
旧本坂トンネルに到着した頃には、夜も更けていました。
悪さをする者が居れば、トンネルの中や向かう途中でヘッドライトに照らされる道も暗く感じられるのですが、それもありません。異様な雰囲気を感じることも無かったです。
旧道だから、浮かばれていない方が居るかもしれませんが、どうこうするような者は居ないと感じました。
神社にもと書かれていますが、これもその可能性は極めて低いです。インターネットにある写真を見ても、明るい様子。どちらかと言うと、多分、守り人でしょう。
そんなことよりも、この場所を心霊スポットに仕立てた人物は罪作りです。面白半分か、作為的か、それとも、憑いている者がそうしたのか…。
どちらにしても、噂が人を興味本位に掻き立てる。
そうなってしまうと、人が訪れれば、憑いている人の割合も高くなります。憑いている不成仏霊は、仮想で幽霊を見えさせたりして色々な仕掛けをしてきます。そこに居着く不成仏霊も出てきます。そうなってしまうと、噂が本物に成ってしまします。