心霊番組の現場 その後 その3
今までの経過を考え直してみると、2人の各々の僧侶兼霊能者が対応する前と後では、起きている現象が違ってきています。
次第に現象が酷くなっています。不成仏霊の力と現象は比例しますので、極端に変化することはありません。もしあるとすれば、それは主犯格となる人物が交代したことになります。
床に液状のものが足跡の形として浮かび上がったのは、前任者が担当して、暫くしてからです。初めから起こっていた訳ではないのです。
そんなことを考えると、何かしらの接点(接触)が無い限り、現象が酷くなることはありません。そうなれば、2人は白か黒かと言えば、絶対に白とは言えません。不成仏霊同士のM&Aがあったのでしょう。
ここからは私の推測ですが、相談者が霊能者の能力と同等かそれ以上の持ち主でもなく、霊媒体質でもない。新宗教にどっぷりと浸かっていたり、ヒーリングを実践したりしていない。無類の占い好きでもない。条件が重なりあっていれば、色々な事が起きても不思議ではありませんが、そうでもありません。
そうなってくると、不成仏霊が憑いた人を選りすぐった中から選抜したのか?そして、相談者自身がどうこうではなく、明らかに不成仏霊自らの意志で動いて憑いたということでしょう。力勝負(霊能力の対決)のみではないことがはっきりしました。