奈良・三輪山 その2
三輪山を3度目に訪れた時のことでした。
途中から駆け上がるように足が軽やかに進む。駆け上がったら、年輩の女性が跪く10数人の男性の前に立っている光景を目撃。その時は、思わず「変な場面に遭遇してしまった」という気持ちで、その横をそっーと通り抜けようとした。その時、年輩の女性が、男性陣に向かって、野太い声で「某、良し」と何度も叫ぶ。
私は心の中で「怖いな。近付かない方がいいな」と嘆きながら、目をそらして通り抜けました。
山頂から降りてくると、先程の集団も下山していました。その先頭には、男性2人が年輩の女性を両脇と両足を抱えていました。
その女性の姿は先程と打って変わって、歩行困難で体力のない方が車椅子に乗っているような痩せ細った姿をしていました。
野太い声で叫んでいた姿はそこにありませんでした。
三輪山wo