聖なる山 奈良編 その2
何回かその山を訪れた時のことです。
山頂に立って空を眺めていると、不思議なことが起こりました。1つの雲だけが上へ上へと形を小さくしながら消えていく。1つの雲だけが東から西へと他の雲とは反対方向に流れて行く。雲の形が仏様の顔になったり…。
メッセージが送られてくるのはこういうことかと理解し始めました。
目の前を見ながら、何も考えていないけど、何かを感じ、何かを考える。それがどういうこととか、先入観を持って考えたりしないで、心の中であれこれと考えたり、感じ取るのではなく。
目の前のありのままを見て、そこから何かを感じて、何を考えて、何をするのか。その答えが目の前にあり、その考えが目の前にあるのみと…。
持って生まれた力ではなく、授かったもの。だから、見せてもらった。見せてもらうことで(試されることで)何を感じて、何を考えて、何をするのか。それが目の前に全てが現れる。感じたことも、考えたことも、行動したことも。