新潟、埼玉、東京、神奈川、広島、福岡 その2
相談内容は通常とは違っていました。
何十人と霊能者に連絡をしていたり、お祓いをした霊能者が直後に亡くなっていたりと様々でした。こちらの意見を受け入れてくれない相談者は別として、基本的に依頼は引き受けます。
神奈川の人2人の内1人は、別格でした。電話に出て暫くすると、相談者本人ではなく、乗っ取った人が現れました。このような登場の仕方は、後にも先にもありませんでした。
その人が私に言った言葉は、「お前を守っているのは、大日如来か不動明王か」が第一声でした。どうしても誰なのか読み取れなかったみたいです。そして、次々と「仏の力を持っているから、本当かどうか読み取ってみろ!」「倒せるものなら倒してみろ!」「何万人も連れてきている。本当かどうか見てみろ!」「電話でも、会っても、最終的には霊能者が刷込みをする」と自慢していました。
実際にその者は本当のことを話していました。相談者自身も目の前で何十人と霊能者が敗北を認めた姿を見ていました。