思い出は心の支え
浄霊や霊視に来られる方の中には、本人の意識がとても薄い方がいるのも事実です。
どうしてこうも多いのかを考えてみると、本人に実感がありません。楽しいとか、嬉しいとか、悲しいとかなどの感情がとても薄いことです。
何も感じなければ、頭には記憶として入っているかも知れませんが、それはただの映像だけに過ぎません。心で感じて、初めて心に残ります。だから、思い出になるのです。それは、本人が生きてきたと感じることが出来る唯一の方法です。
見る、聞く、肌で感じる、鼻で嗅ぐ、舌で味わう。それらを通じて、心に初めて感じられるのです。何も感じられない所には、何も残りません。それが写真でもなんでも記憶に残したとしても、それは見て楽しむものです。思い出させてくれる手段に過ぎません。