神社で感謝?
相談者から「神社は感謝する場所ですか?」と尋ねられたことがあります。
その答えは正解ですが、それが全てではありません。
感謝する気持ちは、神様でも仏様の前でもどちらでも同じです。参拝する側の前提条件であって、これが本題ではないのです。
神社は誓いの場であり、自然(万物)に感謝する場であります。
心を清める場でもあります。百度廻り、稲作の行事、海上の安全を祈願するのは神様です。
寺院は、心に手を合わす場です。自分に対して、先祖に対して、手を合わす場です。自分を見つめ直す場でもあります。
その相談者の方は、「神社に神様が居ようとも、不成仏霊が居ようとも、感謝することが大切だ」と本に書いてあったからと言っていました。
不成仏霊が居る神社でも感謝する気持ちで手を合わすことは、憑依して下さいと自らがアピールすることになってしまいます。
自らがその門下に入っていいことになってしまいます。
霊能者が本に書いてあるからという理由で、物事の良し悪しや善悪をよく考慮しないで鵜呑みにしてしまうと、とんでもない結果になります。