瞑想 その3
目を閉じてする瞑想は危険です。
仏教で「半目を開ける」ことが大切だと言われています。
目を閉じることによって、意識は自己と他の区別の判断をしなくなります。人間というものは自己の存在を消すことによって、意識が変化する状況に陥り、幻覚や幻想を見てしまうのです。
この瞬間、人は「光を見た」「○○と出会った」などといってしまうのです。それは、「悟った」とか「通じた」というものではありません。
ただ単に幻覚や幻想を見たに過ぎないのです。
このようになってしまうと、現実なのか、非現実なのか識別が難しくなり、理性や冷静さを見失ってしまいます。