助けてくれた その10
逃げ道を無くして、最後の対決。向かい合って決闘です。
そのキツネは「目に見える存在」に書いた霊能者に憑依していた者の一族。
「あの時のキツネの仲間か」と問うと、彼女の身体が反応。復讐に来たみたいでした。対決できる機会を伺い、不成仏霊が憑依したルートに乗ってきた訳です。
1つ1つ目の前の敵を倒してきたから助かったのですが、そういう気持ちでなければ見破ることもできなかったでしょう。その前にこちらに憑依していたか、負けていたかのどちらかです。
風の噂では、「目に見える存在」に書いた霊能者は霊能の仕事を止めて、本業に専念したとか…。
私の知人がその人の顔写真入りの名刺を持っていましたので、見せてもらいました。その顔は会った時の顔とまるで別人でした。写真の顔はキツネ顔。人間の顔ではなくキツネそのもの。