味わう気持ち
色々な方が相談に来られますが、大概、共通しているものがあります。
その1つに味わう気持ちが無かったり、失った方が多いということです。
感情の起伏が乏しかったり、余り物事に関心がない。物事を味わうという良さを知らないように思われます。
ほっこりとか、ひとときを楽しむ。小さな幸せでも、とてもその度合いが大きいように感じられます。
それは人によって、様々なものがあります。食べ物であれば、そば好きな人がよく使う言葉かもしれませんが、香り、歯応え、そして、のどを通った時の満足感。肌触りであれば、布団に入った時の暖かさであったりと・・・。お気に入りの物を身につけた時であったり・・・。座禅であれば、空気の静けさを感じて、自然の音を耳を通して、そして、肌で感じたり。(六感ではないです。五感を通して感じることです。)
世の中は段々と四季というものが薄れています。人の心も同様です。そんな時勢だからこそ、味わう気持ちが、それが我に帰ることになるのではないでしょうか。