霊視 その1
霊視の鑑定をしますと、よく聴かれる質問があります。
「私に霊がついていますか?」「これは霊の仕業ですか?」などと…。
質問を受ける度に、そんなに霊に憑依されてほしいの?と反対に尋ねたくなります。霊障に悩まされたいの?と反対に質問をしたくなります。本当に憑依された姿を想像したことがあるのだろうか?と疑問に感じます。
人格の変化や日常生活に支障を来たしてしまい、人相も変わっていきます。現実問題、実際にそのような症状に陥ってしまったならば、自分自身で認識するのは難しいです。軽い憑依で、敏感な感覚を持っている人は察知することもあります。しかし、大多数の人は自覚症状がないまま過ごしています。
完全に憑依された場合は、困難というより不可能です。言動がおかしくても、本人は全くそのつもりはありません。その言動が記憶に残らないこともあります。周囲のひとが早めに気付いてあげることが先決です。
霊の影響を心配するより、もっと現実の世界に実を置いて冷静に考えることが一番です。色々な原因が重なって、結果として起きてしまったことです。何かと霊の影響が及ぼしたかのように判断するのは余りにも浅はかです。いつまでもそのような考えを持ち続けていると、本当に憑依されるかもしれません。
それよりも、しっかりと結果を分析して原因を探っていくことです。
そうすれば、最良の結果に導くことも可能です。