危惧する　その5

霊力を得たと思った瞬間から、その力は善から邪になります。

「得る」ことはもう既に邪心の気持ちです。それは正しい道を進んでいません。
その人の生き方が霊力を左右しますので、常に善か邪かの選択を迫まられています。
導かれば、導いてくれる。導いてくれれば、導かれます。
壮絶な人生を送るかもしれません。
それら全てが霊力を授かった、授けられる為ではないのです。
不成仏霊の誘いか、現実の生き方だけです。

どういう人生であろうとも、ある意味、修験者と同じ道です。
ただ、歩む道順が違うだけです。
修行したからではなく、修行する（同じ道）のは、自己を知る為、周りを知る為、自然を知る為です。
歩いて修行しても、座禅して修行しても、気付くことが1つあります。1つの事実が見えれば、目に見えない世界の真実が見えてきます。

その世界を知れば、創造主とか、パワーストーンとか、守護霊や前世など安易に言えないものです。